株式会社タツノ

製品情報 2011年09月20日 facebook twitter LINE

新型「アドブルー(尿素水)補給機」を発売

新型「アドブルー(尿素水)補給機」を発売
-大容量型1500Lタイプと900Lタイプの2機種をラインナップ-
当社ではこのたび、大容量のFRPタンクを内蔵した、新型「アドブルー(尿素水)補給機」を発売しました。運営形態や設置環境を考慮して、タンク容量は1500Lと900Lの2タイプを用意しました。今回の新型発売により、現行の600L型は寒冷地仕様を除き、販売を中止します。

車両に搭載される尿素SCR(選択触媒還元)システムは、2005年の排ガス規制に対応して実用化されたもので、尿素水を噴射し、排気ガス中の窒素酸化物(NoX)を化学反応させて、窒素(N2)と水蒸気(H2O)に還元する装置です。
このシステムと連動して、多くの企業が尿素水販売市場に参入し、現在ではトラックステーション、トラックディーラー等全国約1500ヶ所で尿素水供給が可能となっています。
尿素水の荷姿は、10L、20Lの容器(バックインボックス)から200Lドラム、1000LのIBCタンク、ローリー配送と様々ですが、今般のシステム搭載車両の普及に伴って配送効率の向上を目的に、大容量型の尿素水補給機の需要が高まってきました。

タツノでは、このニーズに応えるべく新型「アドブルー補給機」を開発しました。
同機の主な特長は次の通りです。
1)大容量なので、補給機への補給頻度を大幅に減らし、配送合理化と労力の軽減を実現。
2)タンク内蔵型なので、機器の据付工事のみで、配管工事は不要。
3)機器の側面に「サイトゲージ」を装備し、補給機内の尿素水在庫量を一目で確認可能。
4)計量法対象外の製品ながら、ガソリン計量機と同等の計量精度を保持。
5)POS連動も可能(オプション)で、燃料油と同様の販売管理が可能。
補給機への尿素水補給もIBCタンク積載車両やローリー車から直接、補充できるので簡単です。バックインボックスやドラムの荷姿での供給とは違い、その容器の回収や処分などの手間を省くことができます。

1500L、900L共に吐出量は毎分30Lで、それぞれに200V三相、100V炭層の電源仕様を用意しています。外観寸法は次の通りです。
1500L型    W1700 × H1580 × D980
900L型    W1150 × H1580 × D980

排出ガス規制など環境保全に効果の高い尿素SCRシステムは今後もより一層の普及が見込まれるなか、当社はこの新型「アドブルー補給機」の拡販に取り組んでまいります。

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