当社は1911年に創業してから、日本で最初のサービスステーション(SS)⽤のガソリン計量機を開発し、そこから100年以上、⽯油産業や⾃動⾞社会の発展と共に事業を成長させ、人々の生活を支えてまいりました。
現在、社会は非常に不確実な状況に直面しています。気候変動や国際的な政治情勢の変化、人口動態の推移、さらにはAIなどの技術の進歩により、社会はかつてないほど複雑化しています。 それに応じて、私たちの生活も少しずつ変化しています。とりわけ、災害対策の観点からもエネルギーの安定供給は極めて重要となっており、その必要性は一層高まっています。一方で、脱炭素社会の実現に向けた取り組みや、新たなエネルギーへの移行に関する検討も進められています。
その中で、私たちは、人々の生活を支えていくために、これまでのインフラを支え続ける責務を担いつつ、未来を見据えた取り組みを進めていきます。
SS事業はもとより、新燃料の対応やBCP(事業継続計画)をはじめとする設備関連事業、水素など次世代エネルギー分野への投資、さらには土壌汚染対策といった環境関連事業など、さまざまな領域の取り組みを着実に推進していきます。同時に、今後の社会変化にも柔軟に対応できる企業体制の構築を目指してまいります。
製造業・インフラ業・メンテナンス業といった多岐にわたる事業領域、国内や世界各国のお客様とのネットワークとたしかなブランド、そして危険物を取り扱う高度な技術力は、当社ならではのユニークさであり、またお客様の期待に応えるべく真摯に向かう当社社員のひたむきさが私たちのビジネスの根源にあると信じております。
これまでも、そしてこれからも、社会の基盤を作り続けるべく邁進してまいります。
株式会社タツノ 代表取締役社長
龍野 翔